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日本から世界へ

  • 執筆者の写真: Ikuro Shimizu
    Ikuro Shimizu
  • 5月7日
  • 読了時間: 2分

更新日:5月8日

北名古屋市昭和日常博物館は長年、「博物館における高齢者に対する回想法WS」に取り組んできました。今や、回想法セラピーを活用している博物館の草分けでもあります。


その手法を、タイと台湾のコミュニティ博物館に応用し、各国でWSを実施するのが私たちの当面の目標です。とはいえ、各国の異なる事情や社会背景、文化を考慮し、それぞれに適した回想法WSのあり方を構築しなければなりません。


それは、別に述べることとしまして、私たちが想定している実施場所は以下の2カ国になります。もちろん、私たちは回想法セラピーをこの2か国以外にも広めたいと考えていますが、最初はなかなか冒険ができません。


その代わりに、タイや台湾という、私たちが比較的よく行っている場所を対象とすることにしました。


・タイ北部チェンマイ県のコミュニティ博物館


・台湾南部台南市のコミュニティ博物館(原住民博物館と街角博物館)


アドヴァイザーの助言を得ながら、メンバーで協力し、コミュニティならではの課題を発見し、WS方法の修正までを行うことも必要です。


私たちのもうひとつの目的は、各国で回想法WSに適した文化的資料を揃えた「おでかけ回想法」のパッケージを作成し、他の博物館に貸出可能な仕組みをつくることです。


さらに、世代間交流WSを実施し、次世代へ伝統文化を継承する仕組みの中にコミュニティ博物館を位置付けることで、数多くあるコミュニティ博物館の有効活用のモデルとし、高齢者の居場所とモノや博物館を起点とした文化を継承する仕組みを創出したいと考えています。


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